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『タバコと息切れ』について

written by 医師 大成 亮次

【タバコと息切れ Q&A】

 

Q.以前タバコを吸っていました。最近動くと息切れがするのですが、楽になる方法はありますか。

A.呼吸リハビリテーション(呼吸リハ)があります。

 

タバコが原因で肺の病気がある人は、息をする筋肉が弱くなったり硬くなったりしています。呼吸リハでは、上手な呼吸の練習や呼吸筋のストレッチなどで、楽な呼吸を身に付けることができます。呼吸専門の理学療法士が個別に治療計画を立てて、継続的にサポートします。

 

 

Q.呼吸リハはどんな人に必要?

A.肺気腫(タバコ肺・COPD)など、慢性的に息切れがある人です。

 

息切れを放っておくと、少しずつ身体が弱まり、息苦しさのために家にこもりがちになります。呼吸の検査やCTの検査を受けて、息切れの原因を調べましょう。呼吸リハは、早期に開始することで高い効果が期待できます。

 

 

Q.呼吸リハはつらいですか。

A.頑張らなくても大丈夫です。呼吸を楽にする方法が、呼吸リハですから…。

 

はじめの目標は、普段の生活を楽な呼吸で過ごせるようになることです。効率の良い呼吸をする練習や、呼吸に使う筋肉を柔らかくする体操や施術、体力を付ける運動を継続することで、活動的な毎日を取り戻すことができます。「息切れは年齢のせい」と諦めず、専門医に相談してください。

 


大成呼吸器クリニック(呼吸リハビリテーション)広島市中区八丁堀

喘息や肺気腫(COPD)、咳、息切れ、いびきの治療をおこなっています。息苦しさを軽くする呼吸リハビリ、CTを用いた肺がんの診断、在宅酸素療法などの専門的な呼吸器診療が特徴です。


咳・いびき・息切れ 大成呼吸器クリニック

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